第37回 九州・山口スポーツ医・科学研究会 発表のご報告 

2025/12/25

期 日    :2025年12月13日(土)

場 所    :福岡大学病院メディカルホール

参加人数:約100名

演題:スポーツ外傷・障害に対するBone image MRIの活用

演者:竹本 裕樹(放射線技師)

 

 今回の学会では、当院におけるBone imageの活用について発表しました。Bone Imageとは、本来CT検査で取得可能な骨の形態情報をMRI検査で取得できる最新技術です。今回の取り組みを院外に発信できたことで、当院のアピールに繋がったと思います。今後も日々の研鑽を忘れず、業務に取り組みたいと思います。

                          ≪後記:竹本 裕樹≫

 

演題:急性期足関節ATFL損傷に対する拡散型圧力波(RPW)の治療経験

演者:西本 勇大(理学療法士)

当院では昨年末より拡散型圧力波治療器を導入致しました。拡散型圧力波は圧力波を患部に当てることで非侵襲的に痛みを一時的に麻痺させ、患部やその周辺の細胞を活性化させて組織の再編成・回復を促進させるものです。本来、慢性期腱疾患に対して照射することが多かったのですが、今回新たな知見として、本学会で報告させて頂きました。早期復帰を望むスポーツ選手に対する新たなアプローチとして期待できる結果となり、今後も研究を進めていきたいと思います。

                                        ≪後記:西本 勇大≫

 

演題:腰椎疲労骨折患者と腰痛症患者における下肢柔軟性の比較

演者:上野 聖也

本学会では、腰椎疲労骨折患者と腰痛症患者における下肢柔軟性の比較を発表しました。本研究は、これまで腰椎疲労骨折と腰痛症を直接比較した報告が少ない現状を踏まえて、両群の下肢柔軟性の差を明らかにすることを目的として実施しました。臨床に活きる研究をすることで、更なる治療の質向上に努めていきたいと思います。

                                                                                                                                                                 ≪後記:上野 聖也≫