運動療法・介護予防

運動療法について

運動療法とは、『運動すること』 つまり身体を動かす事を治療法として用いることで、症状の軽減や機能の回復を目指す療法のことです。

運動療法には関節可動域訓練、歩行訓練、筋力増強訓練、心肺機能改善訓練、麻痺回復促進訓練などが含まれます。

当院では、『効果的な運動療法の提供』 を目標に理学療法士と健康運動指導士(健康運動実践指導者)の二人体制でサポートしております。患者さんの症状やニーズに応じて、個別にプログラムを作成し、運動療法を積極的に展開しております。

また、当院の特徴として広い運動療法室(大分スポーツリハビリテーションセンター)や人工芝のフィールドなどを設けており、医師や各スタッフのサポート体制の充実を図っています。成長期のスポーツ選手から、一般・中高年の方まで幅広い年齢層に対してニーズに応えられるよう日々取り組んでおります。

介護予防について

介護予防は、高齢者が要介護状態等となることの予防または要介護状態等の軽減もしくは悪化の防止を目的として行うものです。生活機能の低下した高齢者に対しては、リハビリテーションの理念を踏まえて、『心身機能』・『活動』・『参加』のそれぞれの要素にバランスよく働きかけることが重要であり、単に高齢者の運動機能や栄養状態といった心身機能の改善だけを目指すものではなく、日常生活の活動を高め、家庭や社会への参加を促し、それによって一人ひとりの生きがいや自己実現の為の取り組みを支援して、QOL(生活の質)の向上を目指すものです。

当院では、患者さん個人への機能回復訓練だけでなく、生活環境についてのアドバイスや、近隣の方々に『楽しさ・生きがい』をもって貰えるような体操教室の場も展開しています。
人と人とのつながりを通じて、通院される患者さんの運動機能の改善・向上や教室参加者の集いの場が継続的に拡大していくよう日々取り組んでおります。