外傷・障害レポート

 スポーツ活動中の個人の健康管理に対する関心は、近年増してきています。しかし、チーム全体としての健康管理体制が取れていないこと(たとえば「必要な休息が取れていない選手がいる」など)が多く見られます。こういった現状の大きな要因としては、「痛みの基準がない」こと、各選手の「指導者への自己申告制」であることが挙げられます。
こういった現状の対策として、当院と大分県サッカー協会スポーツ医学委員会では、「傷害レポート」を作成しました。「月ごと」に、「決まった様式」で「選手(もしくはメディカルマネージャー)」が記入することにより、チームの状態を把握することが出来ます。

記入方法

report

(1)痛みのある部分一か所ごとに、一行ずつ記入します。
(2)記入する基準は、「プレーに支障があった」と本人が自覚したものとします。
(3)スポーツ活動以外に発生した傷害も記入します。
「家で遊んでいてひねった」など
(4)ケガだけでなく、使いすぎなどの障害を含む全ての痛みを記入します。
(5)部位・診断・程度は規定用紙に沿って記入します。
(6)チームの中で、管理する責任者を決めてください。
(7)必ず、月ごとの、決まった日付までに記入します。
 

プリントアウト

 現在、主力選手の故障が原因で、思うように成績が伸びないチームはありませんか?
傷害レポートの記入は、現在のチームの状態把握だけではなく、過去のデータから「傷害が発生しやすい部位・時期・ポジションなど」を見つけるためにも重要です。そのデータを元に弱点を補うような練習を行うことで、「傷害が発生しにくいチーム」にしていくことが出来ることでしょう。

 ぜひ、シート、使用方法・解説をプリントアウトし、ご使用してください。

 傷害レポートおよび部位・診断・重症度の規定をPDFファイルで御用意いたしました。プリンターをお持ちの方は印刷してご利用いただけます。下からどうぞ。

PDFファイル

 

PDFデータをご覧になるためには、
Adobe Acrobat Reader(無償)が必要です。

imgres