腰椎疲労骨折について

当院では成長期スポーツ選手の腰痛の原因となる腰椎疲労骨折の診断と治療を積極的に行っています。
 

腰椎疲労骨折とは・・?

頚椎から腰椎までの図

腰痛の診断で、腰椎分離症という言葉を聞いたことがある方は多いと思います。
分離症とは椎弓の一部が既に離れてしまっている状態です。離れてしまうと、偽関節となり再度癒合することは難しく、すべり症を引き起こす原因となったり、将来的に変形がひどくなる可能性があります。
腰椎分離症

腰椎疲労骨折とはまだ分離する手前の段階で、レントゲン上でははっきりわかりませんが、MRI検査やCT検査によって診断がつきます。
適切な治療により、癒合する可能性があります。
癒合するかどうかの早期診断が、分離症を防ぎスポーツ選手の今後に大きく影響します。

どのように診断するの・・?

レントゲン検査
まず、レントゲンを撮影します。腰椎疲労骨折の段階でははっきりとした分離は認められません。
やや椎弓根部が硬化したり、細くなっているようにみえます。
X線画像(右斜位)  X線画像(左斜位)
 
MRI検査
レントゲン上で疲労骨折が疑われると、次にMRI検査を行います。疲労骨折が起こっている部分には、高輝度所見(白く写る所見)が認められます。これらの所見が認められ、腰椎疲労骨折と確定診断されます。
MR画像(コロナル)     MR画像(アキシャル)

 
CT検査
腰椎疲労骨折と診断された後、CT検査にて疲労骨折の程度(進行度)を調べます。
程度により、使用するコルセットが決定します。
 CT画像
 

どのような症状があれば病院へ行くべきなの・・?

<<腰椎疲労骨折のチェックポイント>>
 圧痛体を反らす動作体を捻る動作
1.腰の骨を押さえたときに痛みがある
2.腰をそらせたときに痛みがある
3.腰をひねったときに痛みがある
腰痛が4日以上続き、上記の症状がある場合は早めに専門医を受診しましょう。


当院では医師の指示のもと、理学療法士が運動機能の評価をしたうえで、必要な運動療法を指導しています。お気軽にご相談ください。